最近テレビや雑誌でも多く知られるようになった。
甘酒といえば、お正月にいただくあの酒粕からできているあの甘酒?と思いがちですが、今回ご紹介するのは江戸時代から広く飲まれていた米麹の甘酒です。
では甘酒とはいったいどういう飲み物なのでしょうか。
飲み方や作り方などもご紹介します。
甘酒が注目されている理由
実は、米麹の甘酒には、ものすごくたくさんのビタミンが含まれているのです。
そのほかにブドウ糖、必須アミノ酸9種が含まれています。
また甘酒を作る麹菌には、なんと100種類を超える酵素があります。
その酵素はアミノ酸やブドウ糖を吸収しやすくしてくれるのです。アミノ酸と言えば、多くのビタミンBも含まれるということで有名です。
毎日のスッキリのためには、甘酒を取り入れておきたいもの。
そうすると、市販の甘酒だとわりとお高めで、気軽にということにはいかなくなってしまうでしょう。
甘酒は手作りがおすすめです。
ではどんな物を買って、どんな風につくれば失敗しないで作れるのでしょう?
甘酒の作り方
甘酒は実は簡単に、どの家庭でもある物で作れるのです。
まず、肝心な麹菌。
スーパーで簡単に手に入れる事ができます。米麹はどこですか?と店員さんにきけばすぐに案内してくれると思います。
一時、甘酒ブームが到来したときは、どの店舗でも品切れでした。そんな時はネットですら高値がついてしまい、苦労したもです。
しかしブームは2ヶ月もあれば落ち着くもの。気軽にどこのスーパーでも売っているのを見かけます。
麹をゲットできたら、どこの家庭でもある炊飯器で作れてしまうのです。
わりとネットで甘酒の作り方を見かけますが、これでは麹菌がとんでしまうよという記事をたまに見かけるので注意です。
麹菌が良い酵素を出すのは60度~65度と言われています。酵素がなくなってしまっては、ただの滓を口にするようなもの。
どうせ体の中で胃に到達し、胃酸でなくなってしてしまうのですが、それでも善玉菌の餌となるので無駄ではありません。
でもどうせなら生きている麹菌が酵素を出している時に口にした方がいいと思われます。
それに、生きた酵素はお料理の下ごしらえにも使えるので生きているに越した事はないと思います。
なので、甘酒を作る際に温度管理が重要、と筆者は思います。
ヨーグルトメーカーや発酵器で確実に温度管理をして作るのが最もおすすめですが、炊飯器でもしっかり60度前後でおいしい甘酒を作る事ができるのです。
麹100グラムに対して水は麹が水でひたひたに隠れるぐらい。まじめに計量しなくとも大丈夫です。
ご飯を入れるレシピもありますが、いれなくてもお好みに寄るというところでしょうか。
炊飯器にセットしたら、炊飯器の保温ボタンを押し、フタを開けっ放しにします。ホコリを防ぐのと、温度を一定に保つために布巾を釜にかぶせます。
そうして約8時間から10時間。その間何回かかき混ぜるとむらなく発酵されます。
そして、温度は60度前後を保っているか計温しておきましょう。
大事な麹菌がなくなってしまわないためです。
甘酒の活用方法
甘酒を作ったら、まず甘みが出ているかを確認します。
きちんと発酵された甘酒は、砂糖を入れた訳でもないのにとても甘く、しかも体によい甘さなのです。
ただ、一日の摂取量は200ミリリットルくらいにしておかないと、おかながゆるくなる場合があるので、あまりがぶ飲みはお勧めできません。
少しでも毎日摂取するのが甘酒を取り入れる上で大事な事なのです。
甘酒はジュースのようにおいしくてといった方ばかりではなく、独特の臭いに抵抗があって鼻をつまみながら飲んでいるという人もいます。
ヨーグルトや、ジュースなどと混ぜて飲んでみると、あまり甘酒感がなく抵抗なくお子さんでも飲めると思います。
つぶつぶが苦手という方はミキサーでドロドロにしているようです。
健康や美容のためと思って味わう事をせず、一気に流し込む飲み方でも良し。
また、お料理に砂糖代わりにつかうという方法もあります。
煮物などの砂糖代わりに使うと、甘みがまろやかでなんともおいしく出来上がるのでおすすめです。
肉や魚につけ込んで最低24時間ほどたった物を調理するとうまみが増してとても柔らかく、おいしくなるので、こんな使い方もできます。
こんな風に日常を甘酒だらけにすると料理もおいしくなり、うまみ成分も良い物を引き出してくれて嬉しい事尽くめなのです。
毎日少し甘酒を取り入れる。それだけで気持ち的にもだいぶ変わってくるはずです。
まとめ
甘酒の良さをおわかりいただけたでしょうか?おそらく、甘酒を飲むと、気分すっきりと良くなるように感じてしまうかもしれません。
本当の良さを実感するのは、人によりけりでおおよそ一ヶ月から半年と言われています。
どんな補助食品でもそうですが、人によって実感するまで、まちまちなのです。
まず美容面で出るのか、健康面で先に結果が出るのかそれもその人次第なのですが、間違いなく言えるのは、やめないでしばらく続けてほしいです。
実感がわかないから、わからないからやめてみよう、と思いやめてみた事があるという人多数なのですが、やめた途端、その実力に気がつく人もいます。また、やめてみて初めて実感する人もいます。
そう考えるとやめるのがもったいないと思いませんか?
なんとなく気分がいい、そんなちいさなことから実感できるはずです。